「あらアンタ焼きもち?」
「かなぁ…。」
たまに考える。
舞台に出なくていいと
言う彼の言葉を無視して
彼を困らせてみたい
困らせて呆れさせて
それでも私を信じてくれるのか
見てみたい。
彼が、本当に私を
想ってくれているのか
大事にしてくれている気持ちはわかる
わかるけど…
誰か女性と話すたび
頭によぎる汚い考え
これはひがみ…かな。
どろどろして翔太君には
言えそうにもない気持ち。
撮影は夜の8時には終わった
「あぁ疲れた風呂入って寝たーい。」
「あはは…あれ神田爽…さん。」
先に帰ったはずの彼女はホテルのロビーでうろついていた
「神田弟でも待ってんでしょ、行きましょ。恋敵をかまう必要はないわよ」
美帆に引っ張られ
私はエレベーターに乗った

