ウラコイ2 銀幕の旦那様




「ありがとうございます。」






…嫌いだよ。似てるから




…神田怜一に似てるから。





頭に響く千広先輩の言葉。



関係ないのにどうして…

いけない…




「酒谷さん大丈夫でした。」


酒谷さんに言うと
ありがとなーとチェックし
他のカメラを見て回っていた




「みちるさん…」



ちょんと後ろから触られた



「は…っ、びっくりしたな。もぅ…」



翔太君は 珍しく洋服で、眼鏡はポケットにしまっていた



「……、ごめん。」


「爽さん可愛いね。いい思い出を作ってあげて…いいお兄さんだね。」



翔太君は そうかと少し笑った




「……どうかした?」



「大丈夫かって思って…、」



「大丈夫だよ?どうしたの急に、」



翔太君にそう返すと
ならいいんだけど…と言われた

















「シーン70、スタート!」





撮影が始まった。



爽さんは舞踏会の輪の中にいる

付け焼き刃で覚えたわりに
ダンスはなかなかうまい




やっぱ神田家の血なのかな…



翔太君は隅の方
でじぃと見守っている



『―、あら瑠璃子さん』


『…亜美子さん。お久しぶり』




めぐみさんが台詞を話す


堂々としてる。