「…あんたの時は、神田弟が止めたわよね。今回は止めないのね…なんか、変な感じ、」
翔太君は監督のところに
行き楽しそうに話している
爽さんも笑っている
「いとこだからね。…いいじゃない、」
美帆はあきれたように
笑い衣装の人達のところに行った
女優になんかならなくていい…
またお前か…?
千広先輩…。
「休憩おわりーそろそろ撮るよぉ。」
海江田監督が
メガホンで叫ぶ声がした
今日の撮影は洋館内に
舞踏会セットを組んだつくり
舞踏会なのでそれなりに人がいる。
「……槌谷槌谷ぁ。1カメの調整やってくれねぇか、雨宮がいじっちまったみたいで」
「あ、わかりました。」
すぐにカメラに近付き調整をした
「…にしても中々華がある。さすが神田家だな、神田さん」
酒谷さんのダミ声がする
「そんなことないですよ。…あんまり爽をおだてないで下さい、調子に乗りますから」
近くにいる…んだ
カメラはとっくになおった
のに…わたしは振り向けない
「いやいや、でも目立つよな。なんとなくだけどさ」

