イタメシ屋は
それなりに美味しかった
めぐみさんは フォークがうまく使えないと言ってたけど
最後のデザートは
美味しいと言っていた
現場に戻ると、
神田爽さんがドレスを着て
監督と話していた
「…あの小娘。とうとう女優デビューかしら。マジで奇襲かけるわよ…」
「奇襲はやめてください…。」
後ろを振り
向くと翔太君の声がした。
眼鏡をかけ直しながら笑っていた
「あら、お優しいのね。なによどーせ夏休みの思い出かなんかで出させんでしょ、エキストラで」
美帆は、はぁあとため息をついた
「エキストラ…?。そんな事出来るんだ」
「エキストラじゃなく台詞がある。なんか…華があるからって」
華…。
「…まぁ可愛いからね。みちるには敵わないでしょうけど。」
「美帆っ。失礼だよ、」
翔太君はあまり
気にしてないみたいだった
「……きっと敵わないですよ、爽は…じゃあ」
「あっさり認めやがった。…前にもましてムカつくわ」
きっと敵わないですよ…。か
ちょっと嬉しいかもしれない…
「…さぁ美帆がんばろ」
「単純ね…あんた」

