ウラコイ2 銀幕の旦那様


















































何時間かたって
翔太君はベッドの端に座っていた



「あぁ…、やってしまった」



「そんな…。別にいいよ、」



苦笑しながら翔太君に浴衣を
羽織らせながら笑った



「……」


「なに?」



翔太君は
ふっと笑った顔で私を見た



「優しいな…って。」

「…ははは。」




「いや本当に。……」


翔太君は口に手をあて言った


「結婚したらこんな感じなのか…って。堪らないな…俺、仕事しなくなりそうかも…」




結婚…



「…翔太君、」



「…結婚て言うのは爽の事気にしてるの?ごめん、まさか来てるとは思わなくて…」




「……そういう訳じゃないけど…。」





いとこにまで
嫉妬なんてきっとおかしい…




「…爽はなんとも思ってないよ。ただの妹みたいな感じで、それに歳離れ過ぎて俺なんかもうおじさんみたいな感じだし…」






安心した?と聞き返した



「……うん。」


でも彼女は、いとこで私の知らない彼を知っていて




それが…ちょっと悔しい