「その質問飛びすぎですよ、彼女つくる暇なんて無かったのに…」
「…随分格好いい事言うじゃない。」
神田弟は苦笑した後
ちょっと真剣な顔をした
「今でもみちるさんだけですよ。中々いません」
「言ってあげなさいよ。あなたがそんなだから、みちるむくれてるんじゃない…」
「今はちょっと…。」
何がちょっとなのよ…
みちるに隠れて
会見したくせに…
訳がわからない。
何がしたいのよ…
前はもっと
素直だった気がするのに
何か難しい
人間になったみたい
まぁ俳優て仕事を
考えているならいいけど…
けど、久しぶりに
会ったんだから
仲良さげにしなさいよ!
腹がたつわ。
ピッピッピッ
プルルプルル……
『もしもし、美帆さん?』
「今ひまなの!どっちでもいいから聞きなさい!」
『選択肢がないよ。美帆さん、何があったの』
旬…いや工藤君は
話しなよと言った……

