ウラコイ2 銀幕の旦那様



「そうじゃないけど…」


翔太君を見れない

水はゆらゆら揺れてる








「……好きだよ。ずっと馬鹿みたいに、みちるさんを想ってた。3年も…」



「…。翔太君…」



彼の影が前の水に映る



「…ずっと触れたくてでもみちるさんはいなくて。…やっと触れるようになったら変な男がいるし…。なんかやたら仲が良さそうだし…」



「……ごめん…」



すっと頬を触れられた



「いいよ。」






そのままキスをした



深いキス。































「あ……、翔太君。…」



「ごめん、…。」




彼が私の服に
手をかけてパッと離した




「……映画の最中は手出さないようにて決めてたのに……、」



私に背中を向けて言った



私情を持ち込ま
ないのはいいけど

ちぃ姉はまるで他人みたい…





甘えなきゃ…




水をかきわけながら
翔太君の背中に手をまわした





「……いいよ。翔太君、わたしは」




何がなんてわかってる。



「…俺は…」





背中にコツンと頭をあてる
私、恥ずかしい事してる。






「……翔太君」