「そうじゃないけど…」
翔太君を見れない
水はゆらゆら揺れてる
「……好きだよ。ずっと馬鹿みたいに、みちるさんを想ってた。3年も…」
「…。翔太君…」
彼の影が前の水に映る
「…ずっと触れたくてでもみちるさんはいなくて。…やっと触れるようになったら変な男がいるし…。なんかやたら仲が良さそうだし…」
「……ごめん…」
すっと頬を触れられた
「いいよ。」
そのままキスをした
深いキス。
「あ……、翔太君。…」
「ごめん、…。」
彼が私の服に
手をかけてパッと離した
「……映画の最中は手出さないようにて決めてたのに……、」
私に背中を向けて言った
私情を持ち込ま
ないのはいいけど
ちぃ姉はまるで他人みたい…
甘えなきゃ…
水をかきわけながら
翔太君の背中に手をまわした
「……いいよ。翔太君、わたしは」
何がなんてわかってる。
「…俺は…」
背中にコツンと頭をあてる
私、恥ずかしい事してる。
「……翔太君」

