「翔太君。なんで昨日寝たって嘘ついたの?一条さんと居たんでしょ…言ってたよ」
責めたくないのに
彼を責める言葉が浮かぶ
「それは…、理由がある…みちるさん。」
泣きそうな気持ちになった
翔太君は私の肩に両手を置いた
覗き込むようにみる
「…言わないんでしょ。いいよ、別に…」
「…何でそういう事言うんだよ」
「………」
あなたが好き…
あなたが
いてくれればそれでいい…
なのに何で?
きれいな気持ち
だけでいられないんだろう、
「……思われたくないじゃない。」
「…?」
翔太君は ん?と聞き返した
「そんな…面倒な女だって思われたくないじゃない。仕事なのに………嫉妬したりしたりして…。」
顔を手で覆う
嫉妬……
あの人にさわらないで欲しい…
それはわがままで
彼は俳優だからそれは無理で…
それがわかってるから
なんだか辛くてしょうがない。
「もっと面倒になってよ。俺も自信がなくなる…」
「…うそ」
「うそはつかないよ」

