「…?」
「さっき岩井さんと話したんだ。“槌谷の事を本当に好きなのかって”…だから、」
千広先輩と…
「…そうなんだ。」
「岩井さんは本当に心配してるんだな。話聞いてなんかちょっと妬けたよ…」
「……」
「みちるさん、また何かあったの」
翔太君はふいに小さな声で言った
「何にも…ないよ。大丈夫」
「……一条さんに何か言われたんだろ。町谷さんに聞いたら言ってたよ、何で言わないんだよ」
さっきとは違う目で私をみる
怒ってるような目
「……仕方ないじゃない。波風たてたくないの、せっかく撮影上手くいってるのに…私、慣れてるから別に…」
「じゃあなんで倒れた、…」
「ちょっと疲れたの…。」
わざわざ理由を言わない
といけないのだろうか。
こんな見ぐるしい気持ちを…
「嘘をつくな!俺にくらい言えばいい…幾らでも聞くよ。撮影だろうがなんだろうが都合はつく。そういう顔されてるのが俺は嫌なんだ。一人で悩むのはやめてくれ…、」
せきをきったように翔太君は 話す
神田さんは 私を…
「一条さんがね翔太君が好きなんだって。ちょうだいって…あたしに……言ったの、」

