「あっ…ここ…」





車から降りた先には


あのアルバイトを募集していた
屋敷があった





「相変わらずおっきい~ね♪♪
新羅さんこんな所に住めるなんて羨ましいーよん♪」





「何言ってんの?新羅さんよ?わたしの」






「新羅さんっていつからみっあんの物だっけ…
つか、みっあんの物じゃないよね?」







「…兄ちゃん……」




弟達が不安そうに繋いでいた手をギュッとにぎった





「大丈夫だ…新羅はバカでサボり易いけど、
人を見捨てるような事はしない」




メガネの男の人は弟達の頭をガシガシなでる





「「お前には聞いてないんだよ」」



見事にはもって

弟達はメガネの男の人の手を振り払う