幸子が現れて、一度は逃げようと思ったんだ。 「鉄也!! 逃げるなんてあんたは卑怯よ。大輔は今でも必死に戦っているのに!!」 幸子の言葉が俺の足を止めた。 ただ… 大輔の呼吸音を心音を聞いていたかった。 大輔は生きている。 大輔は戦っている。 幸子の言うとおりだ。 大輔は逃げずに戦っている。