忘れもしない… あの日は雨が降っていた。
土砂降りの雨。
大輔が俺を目の敵にする隣校の奴らに拉致らえたのはそんな日の夕方だった。
大輔からの着信にいつものように、ふざけた口調で出た俺をあざ笑う声。
「いい気なもんだな。お前のかわいいダチは俺らが預かった」
「ふざけんな。 白井!!」
聞き覚えのある声は、3日前に俺がシメタ奴だった。
「無事帰してもらいたかったら、黒瀬ひとりでこないだの場所まで来い!!必ずひとりでな。」
この頃の俺は調子に乗っていた。
俺以上に強い奴など存在しないと。
何人相手でも勝てると。


