SECRET♥LOVE 元ヤン彼の スィート♥レッスン~同居人は甘々年上狼君~


 「美羽が…」


健の口から美羽の名前が出て来た時は血の気が引いた。


直接俺に連絡がないということは…

美羽が連絡できない状態にある。


そんな最悪な状態が想像出来た。



 「美羽が…さらわれた。」


何言ってんのかわかってんのかよ。


俺は、健の胸ぐらを掴んだ。




 『健さん… もしもし… もしもし…』


健が握りしめる携帯から聞き覚えがある声が聞こえてくる。