「落ち着いたら、ゆっくりでいいから話してくれる?? 」 美羽の髪を撫でて上げる事しかできなくて。 抱きしめてやりたかった。 でも、そうしたら美羽が泣くタイミングを失くしそうで。 俺を頼ってくれて、俺の前で泣いている。 ひとりで抱え込まれて、ひとりで泣かれるより何十倍も今の方がいい。 「上手く… 説明出来ない。」 「上手くなくてもいいよ。ゆっくりでいいから… 」 車の中は…何となく穏やかな時間が流れていた。 ゆっくりとした時間。