講義なんて聞いてられない。
気が焦って仕方ない。
信号も…歩行者も…
今の俺には邪魔でしかない。
車を走らせながら、浮かんでくるのは美羽の泣き顔で…
ついこないだまでは…美羽の事考えると笑顔の顔しか浮かばなかった。
今もひとりで泣いているかもしれない。
そう思うと胸が締め付けられて、アクセルを踏む足に力が入る。
美羽の姿を見つけて… ホッとしたんだ。
泣いていた??
目が少し腫れている。
「鉄兄~。 」
確かめる余裕なんて与えないんだもんな。
車に乗り込むと同時に俺に抱きついて泣きだした。
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