SECRET♥LOVE 元ヤン彼の スィート♥レッスン~同居人は甘々年上狼君~


 「美羽…行くぞ」

お兄ちゃんに支えられて… 俯いたままの幸子さんの横を通り過ぎた。


 「ごめんなさぃ。」


小さな声で… 弱弱しい声で… 泣いているようなその声はあたしの耳にちゃんと届いた。


首を左右に振る事しか出来なくて。

誰が悪いとか、誰かを責めるとか、考えられないくらいみんな傷ついている現実。




どうしてあたし… 答えられなかったんだろう…



 『それでも、あたしは哲兄を好きです。』


そう言えたら… 何か変わっていたのかな…