「は……」
口から漏れた言葉。
真っ白い空間に、いくつもの機械。
真っ青な顔の男の人が眠っている。
生きてるの??
そんな事さえ確認しないとわからない。
そんな…状態で…
「ビックリした?? わたしの弟、大輔。」
「大輔さん…」
「安心して…心臓は動いているから。 ただ…目を覚まさないだけ」
「……」
「なんで… わたしを連れて来たの?? って思ってるでしょう??」
「…… 」
「これが、この目の前にある大輔が鉄也の過去だからよ。」
「… 鉄兄の過去?? 」
あんなに知りたかったはずの過去が、目の前にあって。
今さら…知りたくないって思ってしまう。
鉄兄の過去はきっとあたしが知ったらいけない気がするから…


