SECRET♥LOVE 元ヤン彼の スィート♥レッスン~同居人は甘々年上狼君~


 「行ってきます。」


 「美羽。」


 「うぅ…はぁ。 ってっ鉄兄///」


 「全部上手くいくおまじない。」


 「キス///しただけじゃん!!」


助手席のドア全開で…「行ってきます」って言ったあたしを鉄兄が呼びとめるから…

車内を覗き込んだ。


鉄兄が助手席の方に体を傾けてキス。



助手席全開。

学校前。

登校中の生徒の視線は…かなり痛い



 「もう!! 」

怒ってみるけど… 鉄兄が笑うから… 怒れなくなる。


 「頑張れ。」


 「うん。」



車が見えなくなるまで見送って…
手でくちびるに触れる。


 「全部上手くいくおまじない。」


そう言ってくれた鉄兄の言葉を信じたい。



深く息を吸って…
吐いてみた。



勇気出たかも。 一歩前に踏み出せるかも。

そう思って一歩前に歩き出したんだ…。



それなのに…前には進めなくて…
あたしの体に走った痛みと、引っ張られ、押し込まれる感覚。



あたし…
今… 


勇気は恐怖に変わっていく。