家に帰りつくと、鉄兄があたしの大好きなココアを淹れてくれた。 目の前のテーブルの上で温かい湯気を立てている。 鉄兄とふたりっきりの空間。 本当なら、嬉しくて、楽しくて、ドキドキして… 甘い甘い時間のはずなのに… 今は… 息苦しくて、胸が痛くて… 辛くて… きっと怖いんだ。 鉄兄に見捨てられるのが… 別れようと言われるのが… だから… あたし、鉄兄と一緒にいるのが辛いんだ。