「何でって?? 美羽は鈍感だから… あたし… 美羽と竜君が付き合う前から竜君が好きだった!!」
「何言ってるの?? 」
「美羽はずるいよ。 あたしは何も知りませんみたいな顔で、あたしに竜君の事が好きなんだって打ち明けたよね…」
「頑張れって言ってくれたじゃない!!」
「先に打ち明けられたら… あたしもそうなの!! なんて言える?? 友だちだから… 親友だから応援するしかないじゃん」
美羽の顔が青ざめて行く。
ガタガタと体を震わせているのがはっきりとわかる。
傷ついた美羽に追い打ちをかけるように、女は叫びにも似た声でしゃべり続けた。


