「ずっと… ずっと… 辛かった。 幸せそうな美羽達見てるの本当に辛かった」
「雪ちゃん… 」
「それなのに、美羽は酷いよ!! 竜君と別れてすぐに次の彼氏なんて… おかしすぎるでしょう。 そんなちっぽけな想いだったなんて… あたしそんなちっぽかな想いに振り回されて竜君の事諦めようって一生懸命だったなんて… 自分に腹が立つ!! 」
「ちっぽけなんかじゃない事、雪ちゃんが一番にわかってくれてると思ってた。」
「もういい… ねぇ美羽… あたしに竜君ちょうだい。」
「雪ちゃん… 竜は物じゃないんだよ。」
「そんなの美羽に言われなくても分かってるわよ!! さっさと出て行ってよ!!」
気付かないうちに友だちをそれも親友を傷付けていたなんて…
鉄兄が肩を抱き、起こしてくれる。
「美羽… 行こう。」
鉄兄の切なそうな顔がそこにあって…
胸を締め付けられた。


