でも、ちゃんと内藤くんに謝ることが出来た。 私が謝ることじゃないとか、いろいろ言われたけど…。 最後に内藤くんが何か言いかけたけど、なんとか謝ることが出来た私は、あまり気にしなかった。 「上出来」 そう優しく微笑んで、頭を撫でてくれた。 大きなその手は、いつも私に安心感をくれていた。