「おい!
待てっ…!!
ちくしょう!」
僕の吐く息は白く、周囲の温度が着実に低くなっていることを示す
このままでは、本当に皆凍死確定だ
「近くにあるって言ったってわかんないし…!」
「……やっ…やっぱり、ここは僕の能力が試される場…。」
独り言のように卓さんは呟き、スッと目を閉じた
「僕の、【千里眼】ならわかるはず…。」
すぅっと深呼吸をし、ゆっくりと目を開いたころには、卓さんの目は灰色に変わっていた
「じゃ…じゃあ、透視していきま…。」
卓さんはそう言いかけたが、途中で頭を押さえて膝をついた
「卓さん!?」
「これ…は。」
そして、僕の頭の中に直接物語が紡ぎ出された

