センセイのチカラ―受験生応援小説―




「瑠美待ってるからもう行くわな」



「うん。じゃあ。あ、念のために・・・・・・俺のケータイ番号教えとくわ」




ポケットからケータイ出して、ノートに書き始めた。




「念のためって?」



「俺の声が聞きたくて聞きたくて仕方がなくなった時のためや」







別れ際、こっそり渡されたノートには・・・・・・





【俺の好きなところ10個書いて】







黒岩と私の奇妙な恋が始まった。










-END-