光の中、次々と浮かんでは消える些細な場面。 どんどん時を遡って行く。 だけどそれはすべて、"力"を使ったり、"力"について考えたものに限られていた。 (これが走馬灯ってやつかなーあ、懐かし!よく行った河原だ) 流れが速い川のすぐそばを走って行くまだ幼い私。 たしかこれは小学校の低学年の頃だったかな。 後ろで由紀が『危ないよ』なんて言ってる。 でも私は水面ギリギリに立って必死に何かに手を伸ばしている。 (思い出した。たしか子犬が・・・)