凌と章吾が帰った後、私はずっと章吾の事を考えていた。


どうしてあんな事したんだろう。

そう思っていると、メールの受信音が聞こえた。


メールの相手は……




凌だった。



《ゆか〜今日は楽しかったぜ!また遊びに行くからその時までに胸デカくしとけょ。笑

あと……章吾となんかあったのか?》



ドキん。また思い出してしまった。どうして凌はこんなに気にするのかな?



《大きなお世話です!

ッてかなんで凌はそんなに気にするの?》



私は思いきって聞いてみた。

《別に…気になっただけ。

じゃあまたな!》



と、凌は一方的にメールを終わりにしてしまった。



「はぁ?答えになってないし!」

と、声をだした。


夜、23時ごろだっただろうか。また、ゆかのケータイがなった。


章吾からのメールだった。

《よぉ!今日はどうも。》


章吾からの最初のメールはこれだった。


《うん…。こちらこそ。》



《ゆか…お前俺の事嫌い?》


突然の質問に私はびっくりした。どうしてそんな事聞くのだろう。私の事好きでもないくせに。