家に帰ったらお母さんにものすごく怒られた。
仕方ないと思う。

女の子が夜遅く一人でいるなんて。


散々お説教を聞かされて私は自分の部屋に戻った。



時刻は1時30分


正直言ってぜんぜん眠くなんかなかった。むしろ目がさえていた気がする。


章吾は今ナニをしてるのかな…。

もう寝てるはずなのにそんな事を考えてしまいう…。



振り返ってみると。


やっぱり悪かったのは私だった。

自分勝手だった。


辛いのは分かってた。

遠距離なんだもん。


私だってそんなにバカじゃない。

でも私がその道を選んだんだ。

自分で選んだんだ。


そして…




逃げだした…。



本当に最低だと思う。



章吾もきっと呆れてるよね。


軽い女だって思ったよね。



その上、やり直したいなんて…


図々しいよね。



私はためらった。



やり直したい…とメールをしたら友達にも戻れないのではないのかと思ったからだ。



やっぱり好きだったんだ。


別れを告げた自分を恨んだ。


どうしてだろう。

どうして友達に戻ろうッて言っちゃったんだろう。


大切な物は、失ってからじゃ遅いって…本当だったんだね…。