不安だったのはオサムも同じで


一緒にいたいと思ってた気持ちも同じだった


もう過去は振り返らないって思ってたのに


私のトラウマはまだ消えてなかった


でもオサムが受け入れてくれたから


私はもっと強くならなきゃ


オサムとなら


きっと大丈夫


『これ。オサムにプレゼント』


オサムに渡したのは


『…これって……』


私がもらったキーケースと同じブランドの物


『なんかオサムに似合いそうって思って』


私がそう言うとオサムは嬉しそうに


『俺たち趣味も似てきたのかな?』なんて笑ってる


テーブルの上のお揃いのキーケースを見て


幸せな気持ちになった