ケータイ小説作家に恋をしました。


本棚にキラキラと輝く"天使がくれた恋"のタイトル…


涼太は手を伸ばしガッチリと掴むと、表紙が折れるくらいギュッと抱き締めた!!


周りから見ると、かなり危険な状態だが…
そんな事は言っていられない程の感動が、足の先から頭のてっぺんまで駆け抜けていた。


涼太は両手で高々と本を持つと、空いている席にドッカと座った。

そして本屋で読んでいたページを開くと、また本に穴があくほど集中して読み始めた…



「グシュ…グシュ…
おぉ、頑張れよ…」


涼太は自分の世界にドップリ浸かり、感動の嵐に包まれていた…

ふと気が付くと、涼太は図書館の利用者が並ぶ長机で号泣していた。


とその時、不意に涼太の肩を叩く人が…

「すいません…

号泣されるのは構いませんが、声を出されると困ります…」


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