-夾side- あいつに、美緒にこんなにも辛い過去があったなんて知らなかった。 薄々はきずいていた。 こいつは、よく悲しい顔をして笑う。 でも、俺が聞いてはいけない気がした。 自分から教えてほしいと思っていた。 だけど、あいつも忘れされられていた。 悲しい顔をするのは無意識なんだろう。 でも、この話にはまだ、続きがある…。 これ以上、きずつく過去…。 あいつはどれだけ、傷付いたんだろう。 俺はあいつのことを救えるのだろうか -夾side- 終わり