ブラック or ホワイト



金田さんが向かったのは7号室だった・・・


どうやら島岡さんは7号室にいるみたいだ。



ピンポーン

7号室のチャイムを鳴らす―――


「島岡さん!!いらっしゃいますか!?島岡さん!!」



ガチャ・・・


7号室のドアが開く。

奈央子さんが出てきた…


奈央子さんの後ろには島岡さんがいる。


「金田さん、何か分かったのですか?」


「島岡さん!!もう一度、蒼島海岸に行きたいんですけど・・・」


金田さんは島岡さんに蒼島海岸に行きたい旨を伝える―――

「わかりました。車を出しましょう・・・」


「私達も一緒に…!!」

奈央子さんが涙声で言う。


「そうですね…。では、木枝君にも車を運転してもらって車2台で行きましょう。」


ペンションの車は、4人乗りの車と5人乗りの車の2台がある。


「星斗のやつ…どこに行っちまったんだ!!」

奈央子さんの旦那さんぽい男の人が言葉を吐き捨てる―――


私達は蒼島海岸へと向かった・・・