ブラック or ホワイト



「星斗君は一緒じゃないんですか?」



島岡さんと奈央子さんの様子がおかしい・・・



「実は…星斗君がいなくなってしまったみたい…で…」


島岡さんの一言に、大広間は凍りついた・・・



「どうしてですか!!??」

私は、思わず大きな声を出す。



「私には分かりかねます…。とにかく、みなさんで探しましょう―――!!!一応、ご自分の部屋を探してみて下さい!!」

島岡さんの言葉で、それぞれ自分の部屋に向かって急いだ―――



「金田さん…星斗くんは…」

「さぁ?とにかくペンション中を探すんだ!!!」

私達は、走って階段を上る。



夕日が沈む蒼島・・・

事態は深刻だった―――



日が沈んで暗くなる前に・・・星斗君を探し出さないと!!!!