ブラック or ホワイト




「俺にとって、あやっぺはとても大切な存在なんだ。」

そう言って敬太は━━━…




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敬太side


3年前、
あやっぺと初めて会った日の放課後━━━


母親を亡くし、弟ととも離れ離れになる事も決定した。
“大人なんて、サイテーだ”
何も信じられなくなっていた俺に、
あやっぺは勢いよく言ったっけ。


『この先…自分の未来を作っていくのは敬太君自身。これからの未来なんていくらでも変えられるよ。
だから、生きるの。自分で自分の人生の道を作らないと。』

って…



『この先の俺の人生、最悪、ドン底だって分かってるのに…自分の道を作らないといけない?』

『うん!だって…最悪な自分の道を最高にするのも…自分にしか出来ないから。』

あやっぺは俺の問いに当たり前のように答えた。

綺麗事を並べたばかりの言葉だったけど、
何故か俺の心には凄く響いて…




『大河原センセ?そんな綺麗ごと言ってたんじゃ、本当の先生にはなれねぇよ。』

なんか、ちょっとだけムカついたから…こんな事を言ってしまった。


あの真っ直ぐな目と
俺を全部包み込んでくれるような温かい笑顔。
あの日から…
俺の心はあなたがいた━━━

“この目と笑顔は俺を裏切らない”
そんな事を思った。