ブラック or ホワイト




一瞬。時が止まった感覚になった。


チカ…チカ…
とクリスマスのイルミネーションの光が海岸沿いを少しだけ明るくする。

雪がふわふわと舞う━━━…


しばらくして、
敬太は小さい声で言う。

「………秘密。まだ、教えてあげない。」


「ずるい!」

俯いていた私は、
顔を上げ…敬太の顔を見ながら言った。




え…?
敬太の表情を見て、
私はきゅぅぅって胸が締め付けられた。
この気持ちはなんだろう…

「このままここにいたら風邪ひくわ。暖かい所いこか?」

そう言って敬太は…
優しい笑顔を見せて
私に手を差し出してくれた。