ブラック or ホワイト




「す…凄いね。」
「あ…ああ。」


海岸沿いは
ズラリとカップルが並んでいて━━━…

さすがクリスマス・イヴ。


私と敬太は、海岸沿いの1番端っこの石段に座る。


ザン…ザザン…



「海か…」

「…ん?」
敬太は首を傾げて、私を見る。


今日、初めて敬太の顔をちゃんと見た気がする。


整った眉。

高い鼻。

細い目だけど、
すごく優しい目。

薄めの唇。

やっぱり、敬太の顔は綺麗だ…


なんか恥ずかしくなって、目線を反らしてしまった。

一気に心拍数が上がってきて、顔が熱い。



“絶対に今は顔が真っ赤だ。夜で良かった…”

そんな事を思いながら、
平常心を保とうとしながら言う。