真っ白な雪は
ふわふわと舞い落ちる━━━
乾いた軽いボタ雪が…
少しずつ白い世界にしていく━━━…
「ありがとう。来てくれて。会いたかったよ、敬太。」
「俺も、ずっとこの日を待っていたんだ。」
そう言って、敬太は左腕で私をふわっと優しく包みこんでくれた。
今日はとっても寒い日だけど、
敬太の体温と温もりでとても温かい。
「温かいね。」
「そうだな。」
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ブラックorホワイト?
黒か白か…
敬太は白だったんだ。
この真っ白な雪のみたいに…
ちょっと道を間違えつしまったケド、その心の中にあるのは…
やっぱり、この雪のように、真っ白で純粋な
家族を想うキモチだった…
って、私はそう思うんだ。
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