ブラック or ホワイト




私の髪の毛は、明さんの手によって巻かれていく━━━…

次に、
髪の毛は上に持ち上げられ━━━…





「留依奈は…いつも僕の心の中にいるんだ…。はぃ、完成!」

そう言って、
明さんは笑顔で私の肩をポンッと叩く━━━…


「なかなか、いいじゃねぇか!やるなぁ、明。」

鬼下刑事は何故か
ガッツポーズ?をしている。

「まぁね♪」

明さんはちょっと自信ありげに答えた。



改めて、鏡を見ると…

サイドはふわふわと巻かれて、前髪は右から左に流れている。
後ろはアップになっていて、ふわふわなお団子みたいになってるらしい━━━




***


美容院の入り口で…


「また来てね♪」

と笑顔で手を振る明さん。


「はぃ。ありがとうございました」

私は明さんに一礼し、
鬼下刑事と美容院を後にした━━━…