ブラック or ホワイト




週に1回の電話、
星斗との貴重な会話。

今週は何があったとか、
他愛ない事を話す。

俺と星斗にとって貴重な、時間━━━…


♪〜♪〜♪

俺の携帯が鳴る。

ディスプレイには、星斗の携帯番号。


「おぅ!元気?」

「うぃっす!敬太ぁぁぁ!」

「やかましいわ。(笑)」


「…敬太、東京に来ないの?」

「………星斗…」

本当は東京にいる。でも、星斗には東京にいる事は言ってない。言えないんだ。

俺は、星斗と一緒に暮らすため…計画を実行してしまう。

「ん?」

「そろそろ…一緒に暮らそか?」

「………本当に!?うっしゃ!」


「でもな。その前にやる事があんねん。」

「何だよ?やる事って。」

「証明しとかんとな。星斗の居場所はどこにあるべきか。」