金田さんの言う通り━━━テレビがついている時、 衝立はクローゼットの前にあった。 「そうだよ。それから、あやっぺが寝た後…星斗をクローゼットから出して、一緒に…寝たんだ。」 そう言って敬太は、左右に首を振る。 「いくら、私が寝てても…星斗君が隣のベッドで寝てたなら…気づいてたと思う…」 「彩紗ちゃん…実は…あの紅…」 「やめろ!」 敬太の大きな声は大広間に響き渡った━━━…