ブラック or ホワイト




「…島岡さん」

金田さんの声。
どうやら、島岡さんが来たらしい。


私はベッドの上で、事件の資料を見ながら…
金田さんと島岡さんの話を聞く。


「どうでしょうか?調査の方は…何か分かった事はありましたか?」

「何ともいえませんねぇ。」

金田さんはため息まじりに答えた。



私は事件の資料とにらめっこをしている。


“健一郎さんは…後頭部を殴られた。
敬太も後頭部を殴られたって言ってた…”

私は、頭の中で事件の整理をする。


……ふと顔を上げると、
金田さんの横顔があった。

金田さんは島岡さんと話しをしている。


“もしかして…事件が起きた時…”