「ドライブしなきゃ、分からない事があるはずなんです。」 私は鬼下刑事の背中を軽く押した。 鬼下刑事は渋々、階段を降り始める━━━ 私も、階段を降りる。 1段… 2段━━… 3━━━━━ 「あっ…!」 急に、体が宙を浮いた感覚になった━━━ 「バカッ!」 ドダダダダ━━━━… 鬼下刑事の叫びと共に… 私と鬼下刑事は、 階段から転落した。