「ふぅ…」
私は大きく深呼吸をした。
「大…丈夫?顔色悪ですよ?」
塚原さんは、私を見て…そう言ってから、大倉さんの顔を見る━━━
「疲れてるんだね…。ゆっくり休んだ方がいいよ?無理しないでね。」
大倉さんは、私の体温を調べるために、私のおでこに手を当てた。
「…熱とかもなさそうね。彩紗ちゃん?本当に無理は禁物だよ?」
「ありがとうございます。ちょっと…過去の事件が今回の事件に関わっているみたいで…。混乱してるんです。」
私は苦笑いしながら、言った。
「そう。私達に出来る事があったら何でも聞いて?ね?夏子?」
「うん。何でも協力するよ。」
カフェのアンティークな照明が、カフェの温かい雰囲気を出している━━━
「お聞きしたい事があるんですけど…昨日の事件があった4時30分から5時の間。変わった事はありませんでしたか?」


