俺は、あやっぺの前から消えるつもりだった━━━
目が覚めたら…
すぐに、この部屋を出るはずだった━━━
俺が目覚めると午前1時45分だった…
うす目を開けると、あやっぺが隣にいたんだ…
あやっぺは俺の手を握っていて…涙の溜まった目で俺の事を見ていた。
その愛しい姿に━━━
俺の“あやっぺの前から消える”という決意は簡単に揺らいでしまった。
神様なんて絶対に信じないけど、
もし、神様という人がいるのなら━━━
“俺にもう一度チャンスを下さい━━━”
俺はそう思いながら、また、眠ってしまっていた━━━


