次の日。
俺とあやっぺは蒼島に向かった━━━
懐かしい、綺麗なスカイブルーの海…
この島に来て2日目。
俺は…
計画を実行してしまった。
もう、後戻りは出来ない…。
もう、一生。あやっぺと会えなくなる━━━
***
そして、
2日目の夜。
あやっぺと最後の夜…。
俺はあやっぺの紅茶を飲んだ。
あやっぺの現実を探そうとする美しい目。
それと、あやっぺとの別れが…
恐かった━━━
背中に伝わる温かい温もり…
あやっぺが俺のベッドに入ってきて━━━
俺を襲っている“不安”と“恐怖”はあなたの温かさで消されたんだ━━━
それから…
あなたにキスをした━━━
最初で…最後のキス…
だって、もう━━━
会えないから━━━…
次の瞬間。俺は、眠りについてしまった。
今となっては
紅茶を飲まなきゃ良かった…って後悔している。
紅茶を飲んでいなかったら…
ずっと握っていた手の感触も、消えなかった━━━
あやっぺの温もりが消えなかったのに━━━


