「何でもないです。」 私はそう行って、金田さんに微笑む。 「彩紗ちゃんは笑ってた方がいいね!…これからどうするつもり?」 金田さんは私の目をじっと見た。 「と…とりあえず事件現場を見てから…東京に戻ります。」 「東京に?」 金田さんは不思議そうに首を傾げた。 「はい。頭の中が混乱してるから…ちゃんと整理したいんです。」 「そうか。じゃあ、早速、秋葉さんの部屋に行ってみようか。」 「はい。」 朝の眩しい太陽の光。 その光が照らしてくれるものは… 真実?それとも… 偽りか?