ブラック or ホワイト




「あやっぺ…その年で、流れ星に3回お願いすれば願いが叶うとか…信じてるん?」

私の質問に、敬太は私を少しバカにしたような感じで、星空を見ながら苦笑いをする。


「悪かったわね。信じていて。」



・・・

つかの間の沈黙。


「せやなぁ…。もし…願いが叶うとしたら…ここから消えてしまいたいわ。大切な人と一緒にな。」


敬太は悲しい表情をしている━━━


「どうせ、今日にも警察行き決定やから…大切な人を連れ出してここから逃げだしたい。」

敬太はそう行ってグーッと伸びをした。


「私が敬太を警察なんかに行かせないから…大丈夫。もし、敬太が警察に連れて行かれても、私が助けるから!!絶対に!!真相を全て明らかにするんだから。」


「探偵さん。信じているで?あやっぺが味方なら、心強いな。」



それから、
私達は星空をみながら語り合った・・・

時を忘れるくらいに。


別れの時は、
刻一刻と・・・




近づいていた。