ブラック or ホワイト




感動的だった・・・


無数の星が
蒼島の空で
輝いている―

眩しいほどに・・・

展望台は、天井から足元まで、すべてガラス張りになっている。

遠くに見える、海らしき動きと木の影。
そして、無数の星が輝いている星空と月。


東京では絶対に見られない景色・・・


「綺麗な空やなぁ…」

「うん…」


私と敬太は、蒼島の星空に見とれてしまった━━━

階段を登った疲れなんて忘れてしまっていた。


私は敬太に訊ねる。

「敬太…今、流れ星が流れたら何をお願いする?」