ブラック or ホワイト




「何?弱い男?…お前は、その弱い男を助ける探偵気取りのバカな女ってわけや…」

心ない敬太の言葉―――


「悪い?現実から逃げてる弱い男より、現実を見ようとしている探偵気取りのバカの女のほうがマシだと思うけど?」


「お前は…バカな女や…。本当の現実を知らないくせに…。」


お互いに、守りたいと思いながら、傷つけ合っていく・・・


「私は、本当の現実を知っても…逃げないつもりだけど?」


「腹立つわ…。どんだけ探偵気取りなん…。言っておくけどなぁ、俺は凶器を持って…7号室に行ったんよ。・・・」