あんまり鬱陶しいんで、あたしとおっぱいが教室を出て行こうとした時あれだけうるさかった女どもが固まって無言の石みたいになってた。

何故なら

ヤツの一言…それがあたしにも聞こえたから…

「お前らごときに用は無い。俺が用があるのは池尻だけだ」

なんてたわけた事を棒読みで喋ったから…

思えば…これがヤツの初セリフ…

「嘘でしょ?輝国クンって美晴の事好いとぉと?」

そう言った女どもがあたしを睨み付けた。