「志望校が別でも、俺がお前のこと好きなのは変わらないから。ずっと、大切にする」 あたしは専門学校。 将は一流大学。 志望校が別々になって、実際にそれぞれ別の道を進んだあたしたちの仲をつなぐように、ペアリングと将の言葉は2人の間に存在し、つないでた。 お互い別の進路だと、やっぱり合う時間が減っていって、月1回から3回、デートできればいいほうだった。合えない時間が、2人の間に溝ををつくった。